空猫のもやもやぶろぐ

日々のもやっとした事や気になったことを書いていくブログです

見た目は、大事

正月に、姪っ子を含めた5人で、スキーに行った。

 

うちの子5年生

 

姪っ子中2

 

すでに、うちの子の方がでかいです。

 

 

二人とも、スキーは初めて。

 

娘、本当に1か月くらい前から楽しみにしていました。

 

二人で、スキー教室に入りました。2時間のクラスです。

 

一緒のクラスがいいので、姪っ子が小学生の振りをして一緒に受けました。

 

それがよくなかった。

 

 

うちの姪、ものすごい美少女です。

 

うちの子だって、よくみると可愛いです。

 

しかし、姪は生まれたころから可愛いと評判で、姉(上の姪)の友達が彼女にいつも群がっていました。

 

 

今回、

親抜きでスキー教室。

 

姪は、義姉の素敵な高そうなブランドウェアを小粋に着こなし、美少女力UP

方や、うちの娘、ブクブクに着ぶくれして、変なキャラクターの帽子をかぶり、顔に食い込んだゴーグル。

いくら脱げっていっても聞かない。

パパ譲りの頑固者。

 

レッスン中、

私と義姉はレストランで待ち、私の弟がスノボをしながらスキー教室を横目で見てました。

 

終わるころに、教室を行っている辺りに義姉と行くと、すぃーと姪が滑ってきて、

 

「そーちゃん(娘)、大変そう」

 

と一言。

 

見ると、泣きじゃくりながら、じいさんインストラクターに教わっている娘。

 

 

最後に、一人一人に手渡しで修了証を手渡してくれるのだが、姪に対してじいさんインストラクターたちは義姉を呼び、ほめちぎる。

 

「本当にすばらしい!!」

 

娘の時は、冷ややかな目で修了証を渡してきた。

 

他にも生徒はいたが、身長も小さく、泣けばそれなりに親切にしてもらえたらしい。

 

 

娘は何も言わず、黙って泣いて、心が立ち上がれない様子。

 

弟もそれがめんどくさく感じたようだ。

 

 

 

帰り、娘はじっと黙ったまま、まわりに気を使わせる。

それに私も少々いら立つが、

 

理由はわかっている。

 

じいさんインストラクターや私の弟の、姪に対する態度と、自分に対する態度の違いに、意味も分からずに傷ついてしまったのだ。

 

集合した時に、私は気が付いていた。

じいさんインストラクターたちの明らかな態度の違い。

 

大丈夫かなって心配していたが、案の定。

 

弟も、見ていた。

 

娘が何度も転んで泣いているのに、放置され、姪のところにじいさんたちが集まり、親切丁寧に教えていたと。

 

もともと運動神経のいい姪はあっという間に上達したらしい。

そして、娘はぞんざいに扱われ、もちろん運動神経もよくないので上達もせず、よけいに疎まれ・・・・。

 

本音を言えば、くそじじぃ、ふざけんな!

お前たちに子供を教える資格はない!!!!!

 

ですが。

 

いい経験です。

 

しかし、栃木のじじいはそんなんばっかか?

 

帰りにレンタルスキーを返しに行った土産もの屋で

 

私たち親子も一緒にいるのに、姪と義姉だけに温泉まんじゅうを持ってきた店員のじいさん。

お茶まで、二人だけに持ってくる。

 

それを当たり前のように受け取って自分たちだけいただく義姉と姪。

 

 

娘、なぜ、一緒にいるのにこの二人だけもらえて、自分がもらえないのか、よくわかりません。

 

だいぶ経って、

「私はおまんじゅう、もらえないのかな?」

 

と悲しそうに私に聞いてきます。

 

私はなんとも答えられず、

 

娘の気に行ったお土産を買ってあげることに。

 

すると、娘の言葉を聞いたそのじいさん、一人分だけ持ってきた。

 

娘は目をキラキラさせて

「ありがとうございます!」

 

って。

 

私がお土産のお会計をしていると、きちんとテーブルに湯飲みを返した娘が

 

「お饅頭とお茶、とってもおいしかったです!ありがとうございました!」

 

と言って丁寧に頭を下げた。

 

びっくりしたじいさん、なんとも言えない感じの笑顔を向けた。

 

車に帰る途中、うれしそうな娘が、

「あのおじいさん、可愛いかったね」

 

だって。

 

私は涙が出そうになったよ。

 

 

どんなに礼儀正しく優しくても、こんな風な扱いを受けることもある。

 

 

またさしたる努力なく、いつでも特別に扱われる人たちもいる。

 

そんな事、まだ知ってほしくない。

 

 

 

なんだか、私の方が勉強になった一日でした。